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ともに生きよう  ともに働こう  ともに学ぼう 伝わってゆくこの「いのち」を ここに記します。
学生時代によく聞いた言葉

「好きなことが仕事になれば最高だよね!」

バンドをやっていた私は、本気でミュージシャンになることを考えたりしました。
その後の私の人生は、少し珍しい体験と経験が多いものとなりました。

リュック一つで1年間の自転車の旅に出たり、
仕事で多くの人の死に出会う経験があったり、
普通には出会いにくい人たち(生きざまや、特別な病気など)と出会い、
やや多めの種類の仕事の経験を得ました。


そして、経験から学んだこと

「好きなことをするより、するべきことを好きになること」

人生の選択に迷うことってよくありますか?
私は結構あるほうです。

でも、そんなことが信じられないと、私という人間を見ていた人にも出会います。
その人は、私が何の迷いもなく大きな決断や特別な選択をしたのを知っている人です。

しかし、私は人一倍悩む方なんです。
ひとつの買い物するにも、何度店に足を運んでああでもない、こうでもないと思案することか・・・

しかし、
確かに全く迷いがないことがときどきあります。

それは、

「こればするべきことだ」

という確信があるときです。

今までの人生で何度もそんな経験があり、それらはいつもよい結果をもたらします。

悩んでいるときは、するべきことでないことを心が知っているときです。
するべきことには、迷いが生まれないので、すぐ行動することができます。

そして、そんな「するべきこと」は、いつも私の意志とはお構いなしに目の前に現れるのです。
だから、何の苦労もなくただ手に取るだけ。
じゃあ、努力が必要ないのかと言うと、他の何よりも努力する必要が出てくる。
でも、迷いがないから努力が何の苦にもならない。

しかし、最近また違う迷いに出会っています。

「するべきことだと思うことが、魅力的に感じること」

に、迷っています。

私は変わった人生を歩んできたから、将来への不安はまったくなく、楽観的に考えられるほうです。
しかし、最近は私が楽観的になれても、それが家族や親せき、社会にとってそうではないことが、よく分かるようになりました。

だから、するべきことだと感じることが、自分にとっては不安のない道でも、家族や社会にとっては躊躇するべき選択であると、悩んでしまうのです。

「好きなことをするのが、幸せな人生」

ではなく、

「するべきことを好きになるのが、幸せ」

と、体験する人生を経験したために、

「好きなことがするべきことになってしまうこと」

に違和感を感じるのです。


だから、今日もこんな考えに戻りました。

私は、家族、地域、社会、世界とつながった存在である。
みんなが幸せでなければ、決して個人の幸せはありえない。
私がすることは、すべて私以外の人に影響を与えている。
私がするべきことは、私のためにすることではなく、みんなのために私ができることである。


これが、本当に実践できれば、
今の悩みに原因になっているのだろう私の無知が、晴れるような気がするのです。



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